melt ~心の隅まで溶かしてよ~
***
団欒!!!!
「美琴・・・・なんか機嫌いいねぇ?」
「そ・・・・そんなこと」
教室で優花に迫られる
「知ってるんだからね。ウチ」
「何を?」
私が聞くと
優花はフフンと鼻を鳴らし
「昨日も、今朝も中洲君と一緒だったんだって?」
「…そ、それは…偶々・・・」
「偶々ぁ?中洲君いつもより登校時間早いんだけどなぁ?」
・・・・・・・・そうなの?
「真奈ぁ!!!!美琴がね!!!」
「・・・聞こえてたよ、それより一時限の現代文漢字テストだよ」
「はぁ!?そんなことより…」
「ユカ、次受からなかったら居残りじゃなたった??」
「あ゛・・・・・・やべ」
ナイス・・・・真奈
「助かったよ、」
「ふふっ、ミコおはよう」
真奈は私のことをミコと呼ぶ
近所のウサギに似てるんだって、
「おはよう・・・」
「ついに彼氏できたの?」
「ちょっと、真奈まで、、大体私なんかにできるわけ・・・」
「学校一の美少女が何を言う・・・」
「・・・はぁ?」
「・・・自覚なさすぎ…まぁ自覚があったらあったで嫌だけど」
「ナンノハナシデスカ?」
「頑張れマドンナってことよ!」
「マドンナって…なんか古っ」
「うるさい、勉強しなさい。」
・・・・・真奈が話しかけたのでは?