I will you...
第1章 幼馴染み
瑞稀SIDE
歩と私は幼馴染み。
家も隣り同士で子供の頃はよく遊んでた。
『ねぇ、歩?』
『なぁに?瑞稀ちゃん』
あの日の約束はもう叶わないのかな?
『いつか私を歩のお嫁さんにして?』
『うん!!いいよ!!』
あの頃はそう言って、笑いあえた。
でも、現実は・・・
『瑞稀!!聞いてくれよ!!』
『なに?歩・・・。』
『俺、彼女。出来たんだぜー!!』
そう言って、無邪気に笑うから・・・。
もう確信しちゃったんだ・・・。
『そうなんだ!良かったじゃん!』
あの日の約束は、もう意味が無いんだって・・・。