I will you...
『おはよ~』
私は教室に着き、みんなに挨拶した。
『瑞稀おはよ~!』
『あれ?歩は?』
親友の希美と侑梨。
『例の気になる先輩と一緒にいるよ。』
『マジで?!いいの?瑞稀。』
『いいの。私は幼馴染みでいれるだけでいいから。』
希美と侑梨は私が歩を好きなのを知ってる。
中学生の頃、歩といつも一緒にいるころが気に入らないらしく。
先輩に呼び出されたことがあった。
その時、2人が助けてくれた。
『先輩方がこんなことをやってるの歩が知ったら、嫌われますよ?』
『幼馴染みで一緒にいるだけでなんの問題があるんですか?せんぱ~い』
2人は私を理解してくれる大切な親友。
『歩もさぁ~。恋愛になると奥手だよね~。』
『しかもさ、ニブいし。』
『ニブい所は認めざるおえないよね・・・。』
『小野いる?』
そんな話をしていた時、教室のドアの方から名前を呼ばれた。
『あ、神崎先輩!』
私は急いでドアの方に向かった。
『どうしたんですか?』
『これ、今月の活動表。お前、昨日持っていくの忘れただろ?』
『あ、わざわざすみません。』
神崎先輩は料理部の部長。
私がよくお世話になる先輩で・・・。
『今日は次のコンクールの案を考えるから。』
『あ、はい。わかりました。』
『じゃあ、放課後な。』
そう言って、神崎先輩は教室に戻っていった。
それと同時に歩が来た。