彼女は清楚なフリをして。
「なによぉっ!いいじゃないの、チョットくらい。ねぇ?真里奈」

な、なんかその目線・・・・

エロイ。

エロイよ藍。

ってか!こんなこと考えてる場合じゃない!

いつあたしが流李斗の真里奈になったっていうのよ?!

もぉいい。

お説教よ!お説教っっ!

「しぃ~ん~ざぁ~きぃ~くぅ~ん~~?」

「真里奈!とうとう俺のことを好・・・・」

嬉しそうに目をキラキラさせながら振り向いた清崎くんの顔が引つった。

それは多分、あたしの顔が・・・・

これまでにないほど恐ろしいことになっていたからだろう。


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