鏡越しの彼

「キス………」


言葉に出した途端、後悔と罪悪感が胸に渦巻く。


「ごめんなさ『謝らないで。言い訳もいらないから。……聞きたくない』」


朔斗は苦々しい顔をしつつ、冷たく言った。





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