鏡越しの彼

「あたしが朔斗を忘れて、他の人のところに行くなんて、有り得ないよ」


『分かってる!…分かってるけど……もしも、とか考えると怖い』


朔斗って、こんなに弱い人だったっけ?


いつも太陽みたいに笑ってて、キラキラ輝いて、曇りを知らないような人だと思ってた。





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