鏡越しの彼

『今すぐにでも、美姫を殺して、俺だけのものにしたい。……前みたいに自然に触れたい』


殺して……前みたいに………。


「あたし、朔斗に殺してもらえるなら、本望だよ?……あたしだって触れたい」


温かくて、通り抜けない、前のような感じに戻りたい。





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