鏡越しの彼

『美姫、そんな簡単に言うな。………家族がいるし、友達、仕事があるだろ?』


お母さんや、薫の顔が浮かんだ。


「でも、あたしは朔斗と一緒に居たいし、朔斗だけのモノになりたい」


さっきから、朔斗は言っていることもコロコロと変わっている。


まるで、小さな子どもみたい……。





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