鏡越しの彼

「痛いなぁ」


左頬をさすりながら、薄ら笑いを浮かべる奏斗くん。

こんなことになるなんて、思ってもなかった。


家に上げなければよかった。


……ねぇ、朔斗。


あなたがいたら……。





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