今でも君が大好きで(上)



外へ出るとすでに直都がきていた

「早いじゃん」

「まあね」

いつものように自転車の後ろに乗ろうとして目についた

「ぐるぐるどうしたの?」

直都の自転車の荷台にはタオルがぐるぐるに巻き付けてあった

「ケツ痛いだろうと思って巻いた」

その優しさが嬉しい

「ありがと」

そう言って自転車に乗った







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