今でも君が大好きで(上)
そして約束した昼休み
亜弥の教室へ行った
「亜弥、こっち来いよ」
みっちゃんの低い声に
少しだけ驚いた
「どうしたの〜?」
何も気づいてないような
声のトーンにイライラした
「柚那たちの適当な情報
流してるのって亜弥?」
ニコニコしながら言う
柚那の表情に寒気がした
「亜弥が?知らないよ」
亜弥の表情が一瞬だけ
変わった気がした
それよりも教室の奥にいる綾香の視線がいい加減うざくなってきた
「あのさ、綾香に聞いたんだよねどうせうちら上戸でしょ?」
私がそう言った瞬間亜弥の目の色が一気に変わった
「めんどくさいなー
そうだよ全部亜弥だよ
もういいでしょ?早く教室戻ってくれないかな?
目障りだから消えて?」