帰り道から始まる

「えーっ、何?佐藤ってそんなにたらしなの?」



「うん。まあ。だってあの顔じゃあ年上のお姉さまウケ良さそうだし」



そうだった。  佐藤 裕也(ゆうや)とは学校で上位争うくらいのイケメンだった。


まあ、一番は、  3年生の佐藤 尚也(なおや)先輩だ。



彼は、勉強もできてスポーツ万能な完璧な王子様なのだ。


それでいてやさしいからもうそりゃモッテモテ


で、その弟が裕也のほうなんだけど、そっちは勉強もできてスポーツ万能だけど クールであんま話さないないから熱狂的なファンがいるけどみんなの王子様って感じがしない。


「そうなんだぁ、あたし全然しらなかった。」


「まぁ、咲那は男にまったく興味なかったもんね」


「うん…、てことは佐藤はあたしなんて本気じゃないのかな?」


「うーん、わかんない…じゃあ直接聞いてみれば?」


「そんなの無理に決まってんじゃん!」




「んまあ、がんばって」




















< 11 / 13 >

この作品をシェア

pagetop