帰り道から始まる

奈留はあたしのためにふたりっきりにしてくれたけどなにを話せばいいんだろ?


って、かってに自分の世界にはいってたら



「・・・い、おいっ!話し聞いてる?」


「えっ?ごめんきいてなかった。 なに?」


「今日テストかえってきたじゃん。 おまえどうだった?」


「いやっあたしは・・・」


「まぁおまえは追試だろ? 俺が勉強おしえてあげよっか?
てことで6時に俺ん家だから。」


「えっ、あっ、うん・・・」


「じゃあね」






はぁ、なんか完全にながされちゃってるよ



「ただいま! ちょっと友達ん家いってくる」



ただいま5時半


なに着てこぅ・・・  とりあえずワンピにカーディガンでいいや


髪をすこしとかしてっと、完了!


「いってきまーす」



えっと、佐藤ん家は奈留ん家のしたのしただったっけな・・・


意外と遠いな。


朝迎えに来る時、何時にでてんだろ。

なんか、わざわざ遠いあたしの家まで向かえに来てくれてることを知ると
なんだかうれしくなってきた。


よぉーし、ついた!


ピンポーン♪


「どぉぞ。」


「あ、おじゃましまーす」


「べつに俺しか居ねぇしいいよ」

「え、なんで?」


「かあさんはなんか友達と旅行でとうさんは仕事でニューヨークいってる」


「なんかすごいね」










< 13 / 13 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:2

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop