瑠璃色の見せた奇跡



−−パタパタパタパタ−−


途中、短い足で懸命に走るローディットとすれ違った。


声をかけようとしたけど、あまりに凄い勢いだったので、チャンスがなかった。


『なんだろう……?』


『なんでしょうね?』


二人で首を傾げた。


『ねぇ、クロウ。お父さんと話しするんだけど、さっきのお庭のとこで話ししたいんだけど。』



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