瑠璃色の見せた奇跡


それでも私は、ひかなかった。


『うちでよくやってますから、大丈夫です!!それに今を逃したら、お父さんに手料理作るチャンスなんて二度となさそうだし……。』


二人のメイドは、顔を見合わせて、そうですよね…と。


『お二人は食事続けて下さいね。冷蔵庫に有るもの使っていいんですよね?』


『えぇ、なんでもお使い下さいな!』



ニコニコと私の様子を見ながら、何かわからないことがあったら聞いて下さい、お言葉に甘えさせていただきますねと、食事を再開した。



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