瑠璃色の見せた奇跡


少しだけ意地の悪い笑顔でこうも続けた。


『まぁ…あなたみたいのじゃ、シバ様には釣り合わないけどね。フフフ。』


指で自分の髪をクルクルと弄びながらアイザは言った。


百合が何も答えられずにいるところに


ローディットがやってきた。


『シバ様、お呼びでございますかな?』


『あぁ、客人だ。浜で拾った。』


『ほほぅ!これはこれは奇麗なお嬢さまで……。』



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