瑠璃色の見せた奇跡
『登録が許可されるまでは、少し日数がかかりますので、それまでは、シバ様のお屋敷にいられるといいでしょう。』
登録表に記入事項を書き込むクロウ
『それまでって、その後は、どこへ……?』
不安でいっぱいだった。誰も知らない土地で、いきなり放り出されたら……
『大丈夫ですよ、国が全て用意してくれますから。住居、仕事、しばらく過ごすだけのお金も。あなたは、流れてきた方ですから、待遇も厚いんですよ。』