瑠璃色の見せた奇跡
『それに、アイザ様のこともございますし……。』
『アイザは、あいつが勝手に結婚だなんだと騒いでいるだけだろう?私は、相手をしているつもりはないが……。』
ワインを一口飲み、上品に口元を拭う。
『そうとも言っていられないようですよ?アイザ様は、もうお父様にお許しを得られたとか得られないとか……。』
百合は、昨日のアイザに対するシバの対応を思い出し、少しだけ笑ってしまった。
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