瑠璃色の見せた奇跡


『百合?どうした?』


『いえ、なんでもないわ。』


慌ててナプキンで口元を拭う。


『とにかく一度ハッキリお断り申し上げた方がよろしいですね。』


『あぁ。』


『シバ様、百合様の歓迎の儀の宴の準備は、いかがなさいますか?そろそろ管理局から通達が来るかと思いますが、お衣装なども揃えないと……。』


クロウの視線の先は、百合の着ている服だった。



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