瑠璃色の見せた奇跡


『どっちがいいかしら?』


百合の問いかけに、シバは、好きな方にしろとだけいい、店主にあと靴とアクセサリーも頼むと告げ、椅子に座り出された紅茶をつまらなそうに飲んでいた。


クロウには、そんな二人のやりとりは、とても微笑ましい光景に見えていた。



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