瑠璃色の見せた奇跡


結局、百合はドレスなど一式を揃え、店を出たのは、かなりな時間がたっていた。


家路を急ぐ3人の前に、あの女が現れた。


−アイザだ!!−


シバは、咄嗟に嫌な顔を思いっきりするし、クロウは、眉を潜めた。


取り巻きらしき3人を連れ、我が物顔で道の真ん中を走り寄ってきた。


『シバ様、そちらの娘を屋敷におくことになさったそうですが、ど〜ゆ〜おつもりなんですの?!』



明らかに怒っている。



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