瑠璃色の見せた奇跡


『えぇ、ご近所の方に挨拶行かなくちゃ!!』


そう言うと何枚か、まとめてシバに手渡す。


『挨拶……?』


『そうそう、引っ越しの挨拶よ!』


『引っ越しの挨拶……。』


賞味期限のあるものより、日用品の方がいいんだと百合は、シバに説明した。


案外、しっかり者の百合。


『もっといい物にしたらどうだ?』


シバは、渡されたタオルたちを見ながら告げた。



< 170 / 284 >

この作品をシェア

pagetop