瑠璃色の見せた奇跡


食卓の後ろで控えていたメイドの一人が慌てて、その後を追い、皿を受け取ろうとしたが、


シバが目で、追わなくていいと首を振った。


『百合様も女の子なんですね、ドレス早く着たいんでしょうねぇ。』


ローディットが、そう言い、今日は、忙しくなりそうだ!と、そそくさ自室へ帰って行った。




その頃、百合は、丁寧に髪をとかしていた。



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