瑠璃色の見せた奇跡
百合とシバが広間に顔を出すと、たくさんのテーブルの上に美味しそうな料理や色とりどりのフルーツ、ケーキなどところせましと並べられていた。
『すご−い!!』
百合は、思わず感嘆の声をあげた。
そして、準備を進めるメイドにすれ違う度、ありがとう!お疲れ様ですと丁寧に頭を下げた。
『間もなく、お客様もお見えになります、皆様、今日は一日よろしくお願いしますよ−!』
クロウが、声を上げた。