瑠璃色の見せた奇跡
『可愛がるねぇ……今日もなんかやらかして来たんでしょ?』
『フフン…あんなこと挨拶程度よ。これから、もっともっと痛い目に合わせてやらなくちゃ。』
『おぉ〜怖い!!そんなにシバが好き?』
『……えぇ。』
『そっか、妬けちゃうな。』
男は、アイザの正面を向き
『俺とシバたいして顔も形も違わないのに、そんなにシバがいいの?』
そう言った男の顔は、シバと瓜二つだった。
しいて言えば、髪の長さが、この男の方が短いだけであった。