瑠璃色の見せた奇跡


『あなたが、シバに似ているから、こうして抱かれているだけよ。じゃなかったら相手にもしてないわ。』


男の頬にツ−−っと人差し指を滑らせた。


『この顔が嫌になるよ、ほんと。』


『でもその顔じゃないと私を抱けないわよ?フフッ……偽物でも今は、構わないわ、私。』


『ほんと君って酷いね。』


男は、少しだけ悲しそうに微笑むと、アイザにキスをする。


『ねっ?シバ様の弟君。もう一度、抱いて?』



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