瑠璃色の見せた奇跡


徒歩と馬車を使い、一時間強かかりアイザの家の広間に通されたシバ。


−この屋敷はいつ来ても落ち着かない……−


両親の趣味なのか、金ぴかの階段の手摺りや置物、シャンデリア、わけのわからない絵画、同じく趣味の悪い絨毯。

一つ一つをとってみたら、相当値打ちのあるものかもしれないが、イマイチ好かない……などと考えていたら、アイザの母親が出て来た。


派手な化粧に派手ドレス。そこまでする必要があるのかと思うくらいの着飾りっぷり。



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