瑠璃色の見せた奇跡


『やだわ、あんなに気持ちよがってらしたのに…覚えてらっしゃらないなんて、アハハハハ。』


アイザは、ガウンを肩から引っかけ、


『なんでしたら、また思い出させてさしあげましょうか?フフッ。』


シバの両肩にそっと手を置き、顔を近づけてきた。


シバは、その手を払いのけると散らかった服に手を伸ばし、アイザに一瞥をくれ部屋から出てきたのだった。



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