瑠璃色の見せた奇跡


思わずギュッと子猫を抱きしめると


−ミュッ!!−


子猫が百合の腕を擦り抜け、部屋の中を駆けずり回りはじめた。


『『あ−!!!』』


慌てて二人で取り押さえた。


『今日は、少し街に用事があるから、大人しくしていてくれ。外には必ず、クロウかローディットを連れていくんだぞ。』


『うん。わかった!いってらっしゃい!』



< 234 / 284 >

この作品をシェア

pagetop