瑠璃色の見せた奇跡


『マルス、今回は上手くいったのね?』


『あぁ。』


『でもあなた、途中で小屋からゴロツキ達を追い出したらしいじゃないの?どういう事かしら?』


腕組みし、マルスを値踏みするように鋭い視線を投げかけるアイザ。


『だって、兄さんが惚れた女だよ?どんなもんだか味見したくて。ゴロツキにやるには勿体ない気がして、金を払って追っ払らったんだよ。』




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