瑠璃色の見せた奇跡


『ふふふ……。』


それを見て、思わず笑いが込み上げた百合。





『百合には笑顔がよく似合う。』





久々に百合の笑った顔を見て、少しだけ胸を撫で下ろしていた。


あんな事があってから、皆、百合を腫れ物にでも障るかのように扱う。





だが、真実を知っているのは、マルス、百合、シバ、クロウ、ローディットのみであった。




< 252 / 284 >

この作品をシェア

pagetop