瑠璃色の見せた奇跡


『そうか……じゃあ、しばらくここにいるといい。お茶でも持ってこようか?』


『……いらない。』


『そうか……。』


『………』


『………』


何やら沈黙が続く。


『百合、布団を持ってこようか?私のベッドでも構わないが、とりあえず布団が一組必要だしな……。』


シバが立ち上がろうとすると


百合がシバの手首をギュッと掴んだ。




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