瑠璃色の見せた奇跡


『ん?』


俯いたままの百合


『シバ……あのね……』

百合の言葉をゆっくり待つシバ。


『うん?なんだ?』


『一緒のベッドで……寝ちゃだめかな……。』


『!!!』


いきなり何を言い出すのかと、シバが目を丸くしていると


『やっぱり……私が汚らわしい?汚い?いくら何も無かったからと言っても……。』



そうなのだ、百合はあの時、男達に襲われそうにはなったものの、途中でマルスに助けられた。




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