瑠璃色の見せた奇跡


そして百合は、このことをシバとクロウにあの日、話したのだった。


そしてアイザの目的は果たされたと思わせる為に、口外せず沈黙を守ることに決めたのである。





『百合は、汚れてなんかいない……。』


ポツリとシバは呟いた。

そしてそっと百合を抱きしめ、


『それじゃあ、手を繋いでいるから、ゆっくりおやすみ。』




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