瑠璃色の見せた奇跡


言葉を返せなくなったシバの様子に百合は


『もういいっ!シバのばかっっ!』


怒ってシバの腕をすり抜け、ドアへと向かおうとする。


シバは、反射的に百合の片方の腕を掴んでまた自分に引き寄せた。


そしてギュッと力を込めて抱きしめ


『後悔しないか?私でいいんだな?』


『……うん。』


百合が一言答えるのと同時に、優しく唇にキスをした。




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