瑠璃色の見せた奇跡


外壁には、ツタがぐるぐるで、庭は、草がボーボー。


お手入れしたら、立派なお家なのにな…。


『こちらです。』


木製のドアに手をかけ、ギギーッと開けた。


すると中から、慌ててメイドが


『クロウ様、お帰りなさいませ。お客様をお連れでしたか?いらっしゃいませ……あっ、ゆ、百合様…?』


『いや、百合様の娘さんだ。私の部屋へ食べ物と飲み物を頼む。』



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