瑠璃色の見せた奇跡


『驚かれましたか?』


フフッと笑うクロウ。


『う、うん。すごい本だね。』


『えぇ、年をとると、あまり家具やら、なんやらに興味がなくなりましてね…唯一の楽しみが本なんですよ。』


その容姿で年寄りとは……。


『そうなんだ…。』


ここでメイドがお茶とサンドイッチ、お菓子などを運んできた。



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