瑠璃色の見せた奇跡


誰もいない廊下に私の足音だけが響く。


それにしてもこの屋敷は広かった。
結局、見終わった頃には夜になっていて、外に出ることなんて出来ない時間になってた。


いよいよだ…。心臓がドキドキする。
小さな頃から自分のお父さんは、どんな人なんだろうって考えたことがあった。


もうすぐ、もうすぐ会える。


会ったら聞いてみたいことがたくさんある…。




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