ヌードなアタシ
玄関のドアをあける音…
瞬くんが戻ってきた。
アタシは写真を冷蔵庫に貼り直した。
『何みてたの?』
瞬くんはテーブルにお弁当を置く。
『ケイちゃんの写真。貼ってあったの』
テーブルに行くと
瞬くんが袋からもう一つお弁当を取り出して
アタシに手渡した。
『ありがとう』
『兄さん大人しくしてた?』
『うん、物音もしないよ…
寝てるみたい』
『そっか…』
静かな事務所で
アタシ達2人はお弁当を食べた。
『こまちちゃんと、
こんな風にずっと
仲良く出来たらいいな…』
…えっ?
瞬くんは平然とした顔で
お弁当を食べていた。