ヌードなアタシ

『奈緒…目、どうしたの?』


『なんか眠れなくて…
超寝不足で不細工な顔だよぉ。
もう、まいった』


奈緒はアタシから着ぐるみを受け取り
教室へ歩き出す。


『急ごう、こまちちゃん。
クラスの準備手伝って、
着替えて演奏…忙しいよ〜』


アタシは奈緒の後を追う。


奈緒の横顔は
アタシの問いを受け付けないと
言っているようで…

やっぱり、これ以上
聞くことは出来なかった。



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