ヌードなアタシ
大介さんがため息をつく…
『そうか…殻かぁ。
普段、あまり感情を
表に出さないでしょ、こまちちゃん。
駄目と言われれば
素直に従うし
あんまり良い子ちゃんで…
切ないよ。
心配だったんだ。
…わかった。
応援する。
俺とケイで全力で。
今まで、なんでも我慢していたコが
やってみたいと思ったんだ。
思ったようにやってみろ。
大丈夫だ、
どんな時でも
俺たちが君を守るから
…心配しなくていい。』
力強く優しい大介さんの言葉は
アタシの…少し不安な心に
温かく柔らかく染み込んだ。
『ありがとう…』ケイちゃんは
そっと、つぶやいて
テーブルの上の大介さんの手に
自分の手を優しくのせた。