ヌードなアタシ
『同じクラブなら
毎日卓己くんに会えるもん。
今度は、もっと素直になって…
自分の気持ち、伝えたい…』
『うん。付き合えたらいいね』
『きゃー♪どうしよう…
その時は、こまちちゃん、
色々教えてねっ!』
『あはは…』
アタシ
何も教えられないから…
『あのね、こまちちゃん、
さっそくなんだけど…放課後いい?
用事ある?』
『ううん。大丈夫だよ』
『やったー』
『あ、急に手伝いが入る事もあるから…
その時は、ごめんね』
『うん。りょーかい!
…ところで、
叔母さんの手伝いって…なあに?』
『…あ、えーと。
アタシの叔母さんカメラマンなの。
チラシとかカタログとかの写真の。
それで、撮影の時、
何かを持って撮ったり、
何かを履いて撮ったり…
そーゆーの手伝ってるの』
『えぇっ!?モデル?』
『そんな大袈裟なのじゃないよ。
バイト料も貰ってないし
ほんと、手伝いって感じだから』