ヌードなアタシ
『どうかしら?』
ケイちゃんは自信満々尋ねた。
『このジーンズ…いいでしょ?
買いたいって思うでしょ?
まあ…
こまちがはくから、
ここまでキマるんだけどね…
私が思ってた以上に
この子の背中がキレイに映るの。
予想以上の出来よ…
1回でOKの意味わかったでしょ…』
『あぁ…驚いた…。
こまちちゃん…モデルみたいだわ…』
大介さんは机に両手を付き
画面を見たまま真顔で言った。
『うん…モデルっぽい…』
アタシも真顔で同意した。
『あっ…この写真…
ヌーブラを取った時のだ。
あれ、ぴったり引っ付いて
気持ち悪くて…
取った時、サッパリして
うーんって体を伸ばしたんだ…』
『正解!
いきなりブラむしり取って
投げ捨てたと思ったら
この子、顔が変わったの…
これ、伸びをし終わった直後の写真よ。
自然体の素のままの…こまち』