ヌードなアタシ

『だけど…2人だけじゃ寂しいね…
そうだ!
こまちちゃんも手伝ってよ』



『えっ?アタシ?
あ…いや…アタシ部員じゃないし…』



『部室にも遊びに来てるし
部のみんなも、いいって言うよ』



『無理、無理っ!
前にも言ったけど…
アタシ楽器とかまるっきり経験なし』



『まてよ…
うん、いいかも!
どうせ、ウクレレとピアニカだぜ?

桜木、リコーダーとかは?
これなら吹けるだろ?』



そんな…人前で演奏なんて!



『ちょっと、待って!
もー2人とも勘弁してよ…』



『楽しい!絶対楽しいよ!
やりたいっ。

お願い!こまちちゃん、
人助けだと思って…
わたし達を助けて!ねっ!』



チャイムが鳴った…

助かった!

『はいっ
授業!授業!
卓己くんは、早く教室へ戻らないとね。
この話は、おしまいっ』




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