小悪魔×俺様

「だから？」

「あの子っていい噂ないじゃん？極度の男好きらしいし、誰とでも寝るっていうし〜。」

「へぇ。お前咲樹菜と喋ったことあんの？」

「ないけど〜。」





バカだなこいつ。




咲樹菜は男嫌いだし、どう見ても処女だ。





誰とでもヤるのはお前だろーが。





「噂だけで判断してんなよ。性格ブス。よく知りもしないで勝手に言うお前のが俺的にナイ。」

「はぁ!?あたし、弘夢のために…」

「咲樹菜の評判下げたいだけだろ？消えろ。」

「なによ!!超ムカツク!!あんただって顔だけじゃん!!」




怒りながら去っていった女。




うぜぇんだよ。




顔が良くて悪いか。




これは俺の商売道具だ。





ってか、またやっちまった。




ああいう怒らせ方は良くないらしい。




いつもは琉がフォローしてくれてたんだけど。





ま、いっか。





スッキリしたし。





「館木…弘夢…。」

「咲樹菜？」





悲しそうな顔？




やべっ、さっきの女の言葉聞いてたか!?