小悪魔×俺様
「ちょっと、どこ触ってんの!!」

「…ちっ…。」





でも嫌われるのだけは勘弁なので、ホントに後ろから抱きしめるだけにします…。





抱きしめて気づく。





「咲樹菜痩せた?」

「わかる?」

「倒れたりすんなよ。」

「大丈夫♪」





心配…。




咲樹菜と付き合って初めて自分が心配性だって知った。





咲樹菜と同じで俺だって初めてなことだらけ。





…ってことは絶対言わねぇけど。






「咲樹菜。」

「ん?…ん…」





不意打ちでキス。




顔を離してから後悔…。





そんな顔されたら襲いそうです…。






「…広間行く?」

「え…、あ、行く!!」





すぐに笑顔に戻ってるし…。





俺が振り回される女なんて咲樹菜だけじゃねぇ?





咲樹菜を連れて大広間に行くと、騒いでる声。




超嫌な予感…。




ドアを開けて入ると、缶の山。





「ぬぁっ!?酒くさ!?」

「咲樹菜〜♪お前も飲め♪」

「奏汰さん!?」

「飲め〜♪」

「紗和さん!?ちょ、弘!!」





あの兄弟に捕まったら助け出せねぇよ…。




頑張れ、咲樹菜…。





静かに逃げようとしたら…




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