小悪魔×俺様
今のままでいいとは思わねぇけど…。





「担任に何て言った?」

「本人に会いたくない事情がありまして…。俺、保護者の代わりみたいなものなので俺から話しておきますね。…って言った。」





猫かぶり大王め…。




ほんと、誰だよってかんじ。






「俺…聖人さんに会ってくる。」

「で?」

「直接話を聞く。そんで俺が判断する。」

「ふーん。じゃ、任せた。」





ありがとな、奏汰。




キッチンで黙って話を聞いてた楓も。





咲樹菜のことを心配してくれてんだ。





「じゃ、俺は寝る。」

「あいよ。お疲れさん。」





部屋に戻って、ベッドに寝る咲樹菜を見つめる。




…カワイイんだよな…。





じゃなくて!!




はやく…聖人さんと前みたいに戻れるといいな。





「おやすみ。」





おでこにキスして俺も寝た。









「弘〜起きて♪」

「やだ…。」

「は!?」

「すいません、起きます…。」






今日も咲樹菜に脅されて起きる。





「今日は学校?」

「ん。一緒に行こうな。」





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