小悪魔×俺様
「咲樹菜。大丈夫だから。…まずは座りましょうか。」
弘夢があたしの手を握ってくれて少し落ち着いた…。
お兄ちゃん一家と向かい合って座る。
手は離さないまま。
「まずは〜咲樹菜。悪かったな、聖人さんたち来ること黙ってて。」
やっぱ弘夢が仕組んだんだ…。
きっと、あたしが逃げないようにだ…。
「いいよ。大丈夫。」
「ん。…とりあえず、話し合うのにいい機会なんじゃねぇ?」
それから、担任から電話があったことも聞いた。
「奏汰さんと楓さんも知ってるんだ…。」
「まぁな。」
みんな…あたしのこと考えてくれたんだ…。
ありがとう…。
まだ怖いけど…あたしも頑張ってみる。
お兄ちゃんと…話す。
「お兄ちゃん…元気だった?」
「まぁ…な。」
「結婚と出産おめでとう…。」
「…他人行儀だな。」
そうかな…。
あんま意識してないんだけど…。
弘夢があたしの手を握ってくれて少し落ち着いた…。
お兄ちゃん一家と向かい合って座る。
手は離さないまま。
「まずは〜咲樹菜。悪かったな、聖人さんたち来ること黙ってて。」
やっぱ弘夢が仕組んだんだ…。
きっと、あたしが逃げないようにだ…。
「いいよ。大丈夫。」
「ん。…とりあえず、話し合うのにいい機会なんじゃねぇ?」
それから、担任から電話があったことも聞いた。
「奏汰さんと楓さんも知ってるんだ…。」
「まぁな。」
みんな…あたしのこと考えてくれたんだ…。
ありがとう…。
まだ怖いけど…あたしも頑張ってみる。
お兄ちゃんと…話す。
「お兄ちゃん…元気だった?」
「まぁ…な。」
「結婚と出産おめでとう…。」
「…他人行儀だな。」
そうかな…。
あんま意識してないんだけど…。