小悪魔×俺様
「あたしも…咲樹菜のこと好きだよ?」

「え…あたし…遥さんに嫌われてると…。」

「どこに嫌う要素あったわけ?つか、もう家族だしね!」





うん、ありがとう…。




遥さんも遥さんのままだったんだね。





「あ、咲樹菜!!お前、携帯教えろよ!何勝手に番号もアドレスも変えてんだよ。」

「あたしまだ怒ってるもん。教えない。」

「お願いします、教えてください…。」

「あはは!!嘘だよ、ちゃんと教える。」





こうやってお兄ちゃんや遥さんともとに戻れたのは弘夢のおかげ。





ありがとうだね。





弘夢をチラッと見ると、ソファーに寝かせてある姪?に興味を示してる。





弘夢って子供嫌いじゃん。





「ひーろ!!」

「ぅっわ!!バカ、驚かせんな!!このガキが起きんだろーが!!」





あ、寝てる…。




今、初めてちゃんと見た。




…ん?




この子…





「ちょっとお兄ちゃん!!この子…」

「ん?あぁ、美砂?凄くね?咲樹菜の赤ちゃんのときと激似なんだよ。」






記憶にあるあたしの写真。





それとこの子がそっくり…。





< 173 / 322 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop