小悪魔×俺様
◎咲樹菜
朝、登校したら机やロッカー、その他諸々はひどい有り様だった。
「ねぇ葉那…これって…いつもの嫌がらせ?」
「いや…嫌がらせの域を軽く飛び越えたかな…。」
やっぱり?
これは…いじめだ。
それでもあたしに直接は手を出さなかったし、無視することにしてた。
なのに昼。
机を触った瞬間。
「いっ!!た…。」
痛みを感じた指を見ると血が出てた。
机に目をずらすと、角に針が付けてあった。
「…最悪…。」
慌てて針をとってゴミ箱に捨てた。
…ムカツク。
「咲樹菜ー。」
弘夢の声がして、少し安心。
弘夢が女子にいっぱい話しかけられたらしいから、多分弘夢ファンの仕業。
そんなこと、弘夢には言えない。
自惚れかもしれないけど、弘夢は自分のせいであたしが傷ついたって思うと思ったから。
弘夢が悪いんじゃない。
頭の悪いファンが悪い。
朝、登校したら机やロッカー、その他諸々はひどい有り様だった。
「ねぇ葉那…これって…いつもの嫌がらせ?」
「いや…嫌がらせの域を軽く飛び越えたかな…。」
やっぱり?
これは…いじめだ。
それでもあたしに直接は手を出さなかったし、無視することにしてた。
なのに昼。
机を触った瞬間。
「いっ!!た…。」
痛みを感じた指を見ると血が出てた。
机に目をずらすと、角に針が付けてあった。
「…最悪…。」
慌てて針をとってゴミ箱に捨てた。
…ムカツク。
「咲樹菜ー。」
弘夢の声がして、少し安心。
弘夢が女子にいっぱい話しかけられたらしいから、多分弘夢ファンの仕業。
そんなこと、弘夢には言えない。
自惚れかもしれないけど、弘夢は自分のせいであたしが傷ついたって思うと思ったから。
弘夢が悪いんじゃない。
頭の悪いファンが悪い。